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大阪の税理士 三輪厚二税理士事務所

1.不動産活用と税務


不動産(土地)の活用方法には、@そのまま貸す、A物を建てて貸す、B売る、C贈与する、D相続するといった方法がありますが、いずれの場合も「税」の問題が発生してきます。

自分と第三者で取引する場合は、取り立てて「税」が問題になることはありませんが、これが、家族、同族会社間となりますと、複雑な取引をしますから、様々な「税」の問題が発生してきます。

これは、家族、同族会社間取引の場合は、どうしたら全体の税コストが下がるかということを考えて取引するからなのですが、こうした行為は、時として法律が意図していなかった取引に発展することもあり、これが一層「税」を複雑に、また難しくしているのだと思います。

税務では、様々なケースに対応できるよう取扱いを規定していますが、すべてがすべて規定に合致するものでもなく、また、取扱い自体も不明確な部分があったり、さらには、税目によってもその取扱いが微妙に違ったりして、実務においても判断に迷うケースが少なくありません。

そこで、事実認定を伴うものはさておき、家族、同族会社間で一般的な不動産活用をした場合に発生するさまざまな税務をケース別にまとめてみることにしましたので、是非ご活用いただけたらと思います。